空手を始めた男の子は…

空手を始めた男の子は…

男の子は何かと強いものに憧れる。アニメ、ヒーローもの、格闘技。
世の中には強い存在が多い。それらは、男の子にとっては目を輝かせる存在だろう。

そんな男の子が空手を始めるとどうなるか。突きや蹴りを覚えるとどうなるか。
やたらとそれらの技をやりたがるようになる。油断すると、練習時間以外にも技を振るうようになる。

これは、危険。

なにせ子供達は(男の子に限らず)上達速度が速い。上段回し蹴りなんかすぐ上手になるし、下段回し蹴りなんかめちゃくちゃ強くなる。
お父さんが空手を習う我が子の技を生身の体で受けられるのは、おそらく小学3年生くらいが限度だろう。それくらい強くなる。
そんな危険な技を、空手をやっていない兄弟や友達にもしやってしまったら…あまりに危険でゾッとする。

当道場では、機会があるごとに【空手の技を練習時間以外にやらない】という約束事を確認する。
このルールを破るようなら、厳しく叱責する事もある。
空手を教える以上は、そういったルールを守らせるのも道場の責任。
元気の良さを正しい方向に向かせるのもまた道場の役割の一つ。

空手キッズは“強く、優しく”を目指して。