格闘技をやる人に○○はつきものなのか

格闘技をやる人に○○はつきものなのか

この闘気塾日記を読んでいる世界中で7千万人(大うそ)のみなさんは、「割愛」という言葉を使ったことがあるだろうか。ご存知だと思うが、「割愛」とは惜しいと思うものを捨てることであり、自分の考え・話には使わない。
私の職場に「割愛」を多用する人がいるが、本当の意味を知らずに誤用しまくっているのが気になる今日この頃。

肘が痛い
私は今、左肘がとても痛い。曲げ伸ばしするだけで痛い。茶碗を持つのも痛い。頭を洗うのも痛い。指で軽く触っただけ痛い。これを書いている時点で、もうかれこれ6か月くらいずっと痛い。
病院に行っていないので病名は不明だが、おそらく使いすぎて“ゴルフ肘”になったと思っている。40代も半ばの者が、週3~4の空手、週2の柔術、週1~2の筋トレ。そりゃあ体のどこかが悲鳴をあげて当然。左肘の前は右手首、その前は左肩。あっちが収まればこっちが痛む、こっちが収まればどこかが痛む。そんな生活。

病院に行っても言われることは分かっている。「安静にして・湿布貼って・電気治療」。分かっている。今まで何度行っても同じ言葉だった。だから行かない。私が安静にするはずないから。
しかし今回の左肘は長い。妻から「早く病院行かないと手術とか大きい話になるぞお前」と脅されている。
だから、この投稿がアップされる頃にはもしかしたら病院に行っているかもしれない。

格闘家の性
幸いなことに、私は格闘技中の怪我というのはあまりない(もちろん軽い打撲など小さい怪我はある)。が、格闘技仲間には不幸にも練習中に怪我をする人もいて、肋骨骨折はまだ軽い方だが、膝の靭帯損傷とか鎖骨骨折とか、頚椎損傷、などなど。
もちろんみんな好きで怪我しているわけではないのだが、その競技にハマればハマるほど、強度が上がって相手との接触が増大し、必然的に怪我も多くなりやすい。大きい怪我をした際は休まざるを得ないが、多少の後遺症が残った状態だったり、私のように半慢性的な怪我だったりは、多くの人は休まない。

闘気塾の女子中学生の道場生は、今現在、左手の指にヒビが入った状態。それでもガンガン練習をやる。
左手を多少かばうから、必然的に右手メインで練習する。そうするとどうなるかというと、今度は右手が痛くなる。それでも休まない。
”よくやるなぁ”と感心するが、考えたら私もろっ骨骨折しても足の指を脱臼してもやっていた。
これはもはや格闘技をやる人の性なのだ。

これからもおそらく怪我に悩むことが多いだろう。格闘家はもっと自分の体を大事にした方がいい…と分かっていても、できない。格闘家とはそういう性なのだ。

私は、少々の怪我で病院に行くことは割愛します。(←誤用です)

<今日の道場生のひと言>
上記の女子中学の道場生のひと言
「先生、明日はサボらずに(出稽古に)行きますよね(¬_,¬)」

以前、友好道場の合宿の際、私がちょろっと練習してすぐ帰ったのをまだ恨めしく思っているらしいです。
違うんや~日曜日は筋トレせんといかんから、帰ってから筋トレが待ってるんやー。