ストレッチの重要性

ストレッチの重要性

ストレッチ(stretch)は日本語で”伸ばす”という意味だが、祖語は”硬い”を表す[ster-]らしい。
ここから派生した語として、ストレッチ以外にストレート(streight)やデンプン(starch)などがあるらしい。へ~。”伸ばす”の祖語が”硬い”とは。

どこかが痛い
どこかの投稿でも書いたが、格闘技には怪我はつきもの。というよりか、どんなスポーツでも怪我は当たり前のように発生する。ましてや、私のようなマスター世代にもなると、年中体のどこかを痛めている。どこも痛くない人などいないと思う。その怪我が練習中の偶発的な怪我であろうと、腰痛のような半慢性的な怪我であろうと、誰もがどこかを痛めている。

ストレッチ法を教えてもらう
先日、バッファロー柔術で、ある有名柔術家の方のセミナーがあり、受講してきた。そのセミナーの中でパーソナルトレーナーの方のストレッチ&トレーニング講座があった。そのトレーナーの方曰く、「子供のうちは体が柔らかいのでストレッチなしで動いても大丈夫ですが、マスター世代になってくるとそうはいかず、無理をすると怪我しやすくなります」とのこと。
実際、格闘技仲間で「以前はストレッチせずに練習していたが、怪我が多くなってストレッチするようにした」という人がいる。
私は同年代の中では比較的運動をしている方で、体もそこまで硬くはないと思っている(特段柔らかくもないが)。
それなのに、最近怪我が多い。怪我が多いというのは、練習中に偶発的な怪我をしたというより、使いすぎによる半慢性的な怪我。今現在は、左肘と左アキレス腱辺りが痛い。
朝軽く柔軟をし、会社でもラジオ体操をし、練習前には必ず簡単なストレッチを行っている。それでも怪我をしている。もう少し丹念にストレッチをした方がいいということだろう。

積極的に取り入れよう
文字数稼g…いや、ストレッチの効果認識のため、厚生労働省の情報提供サイトのストレッチのページの文章を引用したい。

「(ストレッチは)ウォーミングアップ(準備運動)として怪我の予防をしたり、クーリングダウン(整理運動)として疲労回復の手助けをしたり、筋肉や関節などの疾患の治療やリハビリに利用されたりします。ストレッチングにより柔軟性が増す理由は、筋の伸張反射の感受性が低下することと筋や靱帯の弾性要素が組織科学的変化を起こすことが要因です」

もう一つ、個人的にストレッチの効果として実感するものがある。それは『今から体を動かすぞ』と自分の心身に伝えること。自分の心身にこれから行う運動に対する心構えを作ってもらう効果もあると思っている。
今回、ストレッチ講座を受講してみて、自分の体の硬いところを認識し、より効果的なストレッチ方法も学んだ。早速取り入れて、怪我の予防をしていきたい。みなさんも”硬い”ところをしっかり”伸ばして”運動しませう。

あ、最近、怪我に関する投稿が多いですが、空手の“競技別障害発生率”は33位となっており、スポーツの中では怪我が少ない方です。安心してください!

<今日の道場生の一言>
中学校に入学した女子道場生が卓球部に入ったと聞いた私が、「卓球楽しい?」と聞いた時の女子道場生の返答

「楽しくて空手のこと忘れてしまいそうです(≧▽≦)」

え…なにそのさみしい言葉…。