妻との議論集:入会率

妻との議論集:入会率

この闘気塾日記を読んでいる世界中の方々(アクセス数一日2~3件)は、「ギフテッド」という言葉を聞いたことがあるだろうか。
IQが非常に高い子供を指した用語らしい。
IQが高いと、一般的には優秀で羨ましいイメージがあるが、苦悩もたくさんあるらしい。

そして、私も『もしかしてIQ高いのでは?』と思い、ネットで簡単なテストを受けてみた。
全然解けなくて4問くらいで諦めた。私のIQは低いことが改めて認識できてよかった…よかっ…た…ぅぅ。

空手にもある見学と体験
この闘気塾日記を読んでいる世界中の方々(アクセス数一日2~3件)は、最近何か体験をしただろうか。
習い事には体験が割と必須。空手道場も然り。
当道場は田舎にあるのでそこまで体験者が多いわけではないが、たまに来る。
そして、体験するとおおよその人が入会に至る。
妻に「闘気塾はなんでそんなに入会率が高いのか」と問われたため、考察してみた。

結果を一言でいえば、塾長も私も”楽しませることに主眼を置いているから”ということになるかと思う。

子供が体験に来た場合の流れは次のようになる。
1.お互いの自己紹介
2.まずは雰囲気を見てもらうため、挨拶から基礎稽古の時は見学してもらう
3.実践稽古の時にちょっと参加してもらい、ミット打ちを体験してもらう
4.組手稽古を見学してもらう
5.終わりの挨拶の時にも参加してもらい、一緒に挨拶をする
6.最後に親御さん含めて簡単に道場や練習内容などを説明する

ざっとこんな感じ。
あとは、”組手はしないといけないわけではない”ことや”ゆっくり覚えればいい”ということなどを説明する。
雰囲気を味わってもらってミット打ちの楽しさを知ってもらって、”楽しそう”や”自分にもできそう”を感じてもらうのだ。

注意点と心がけ
ただこれには一つ注意が必要。
空手は”楽しいことばかりではない”

当然ながら、見学や体験では全てのことは説明できないし、全てのことは体験させられない。
体験に来た子の親御さんには、道場のことや指導方針、練習内容などについての説明書きを渡しているが、親御さんも空手に関する事は初めてなので全ては伝わらない。
空手を続けていれば、痛い思いをすることがあるし、キツい練習をすることもある。
だから、新しい道場生が入った後に私が気を付けている点は、”楽しさをしっかり定着させること”と”ゆっくり経験させること”、そして”適宜にフォローを行うこと”。
そうすることによって、”痛いこともあるしキツいこともあるけど、空手は楽しい!”になっていく。
楽しさに基づいた空手なら、痛くてもキツくても”楽しい”のまま。
道場生は一人一人違うけど、その一人一人をそんな状態まで持っていってあげたいと願っている。

子供は、楽しむことに関してはみんなIQが高い。
あ、今日の練習は見学の子が一人来るんだった。
子供の能力を信じて、楽しく、楽しく。