その脚、大丈夫ですか?

その脚、大丈夫ですか?

プロの技術
私は格闘技の動画をよく観る。まぁ格闘技好きはみんな観ると思う。
便利な世の中になったもので、試合動画も練習動画もたくさんある。

動画を観る度に思うが、やっぱりプロ格闘家たちの技術はすごい。
パンチやキック、タックル、組み、グラウンド、ディフェンス、どれをとってもすごい。
私も格闘技愛好家として、その技術はよく参考にする(とても真似できないが)。

しかし、個人的に一番すごいと思うのはキックの瞬間。
なにせ生身の脚で蹴るプロのキック。
ヒットするにしてもガードするにしても、蹴られる方は当然ながら蹴る方も相当な衝撃のはず。
ローをカット(相手のキックを脛や膝でディフェンスする行為)した瞬間なんて、『うわ~…よく我慢できるな』と毎度思う。
私たちもたまに素手素足で組手することはあるが、もちろん手加減する。
でも手加減しててもカットされると痛い。あれ、痛いんですはい。

何が凄いって…
なによりすごいと思うのは、そんな蹴りを臆せず思い切り打ち込めること。
ムエタイの選手なんて、何の躊躇もなくフルスイングで、しかも連続で蹴りまくってる。
いくらアドレナリンが出ているとは言え、痛いと思えば体が勝手に力を加減してしまいそうだが…やはり私のような中途半端な格闘家とプロはその辺から違う。

当道場の塾長・甲斐清貴も脛が固い。
暇さえあれば砂袋を蹴り込んでいるし、なにより塾長独自の脛鍛錬法を持っている。
ライターの底部などの硬いものを自分の脛に力強く打ち込むのだ。
みなさんは知っているだろうか。ライターの底部って、かなり硬い。それを自分で脛に打ち込むことで脛を固くしている。

格闘技において、固い脛は大きな武器の一つ。

よ~し、私もプロや先人たちを見習って脛鍛錬をやる…かもしれない。5年後くらいに(笑)