目指せイケおじ

目指せイケおじ

私の脳は、上の句が出れば自動的に下の句が出てしまう。
どういうことかというと、例えば妻が「今何時?」というと自動的に『そうね大体ね~』という。「やっててよかった」というと『公文式』という。「正常(せいじょう)」というと『石井』という。こんな感じ。
オヤジギャグもこの類だと思っているが、自分の脳内にある言葉と符合するものが耳に入ると勝手に反応してしまうのだ。この現象のことを”連想記憶”という。堅苦しいので、私は勝手に「おっさん脳」と呼んでいる。
私生活でそんなことをしょっちゅう言っているので、妻も呆れている。

どうせならイケてるおじさんになろう
私はもう立派なおじさん。うちの母も姉も、私の今の年齢の時にはすでに孫がいた。そう考えると、私もおじいさんになっていてもおかしくない年齢ではある。
以前は“おじさん”と呼ばれることに抵抗があった。今考えると、なぜあの抵抗感が出るのか不思議。いつまでも“若々しくありたい”という願望がそうさせるのか。
しかし、若々しくありたいという願望は今でもあると言えばあるわけだが、おじさんと言われることに対する抵抗感はもうない。それは、ある時に当たり前のことに気付いたからだ。
その当たり前のこととは、“生きている以上、おじさん・おばさんにならない人はこの世に存在しない”ということ。そして同時にある一つのやる気が湧いた。
“どうせおじさんになるのなら、周りが驚くおじさんやイケてるおじさんになってやる”、と。

イケおじチェック
イケてるおじさんになるにはどうしたらいいのだろうか。これはおじさんに限らずだと思うが、外見と内面を磨く必要があると思う。
まず外見をチェック。

おじさんといえばポッコリおなか⇒週5~6の格闘技と週2の筋トレで今のところ腹は出ていない。よし、クリア。

人に不快感を与える加齢臭⇒加齢臭は健康的な食事や運動習慣などで防げるらしい。これも今のところクリアしているのではないだろうか。しかし、自分では分からないので、念のため妻に「加齢臭がしだしたら教えてくださいませ」と保険を掛けている。とりあえずセーフにしとく。

清潔感のある、または似合っている服装⇒私は物欲が欠如しているので、イケてる服装や似合う服装、年相応の服装が分からない。他力本願だが、ここはいつも妻に協力してもらっている。
その結果、イケてるかどうかは分からないが、妻曰く「まぁ無難じゃね?」とのこと。なので、とりあえずこれもセーフにする。よし、いいぞ。

不自由なく動く体⇒これも格闘技のおかげで今のところ問題ない。ただ、格闘技や筋トレのやりすぎで、常に体のどこかが故障している。ここは要注意だが、加齢による故障ではないということでギリギリセーフ…ということにしておこう。

イケおじには若々しさも必要か
そして最後、若々しさ。若々しさもないよりはあった方が良い。
自分が現在若々しさを保っているかどうかは分からないが、周りには保っている人が多い。私の周りとはつまり、格闘技関係。
私の空手の師匠である甲斐清貴会長は70歳を超えているが、いまだに老眼がない。腰も曲がってはいないし、歩くのも速い。仕事は現役バリバリだし、病気もない。
そして私が通う柔術道場の先生も50歳前後だが、白髪はあまりなく、ポツリポツリとあるくらい。あまりに若い見た目をしているので、年齢を言うと驚かれるらしい。
他の格闘技仲間も40代が多いが、みんな実に若い。それもそのはず。格闘技や筋トレをすると、男性ホルモンであるテストステロンが分泌されて、これが若々しさの保持にかなり役立つらしい。
自分の若々しさがどれくらいなのか全く分からないが、これら先輩や仲間たちの例を見ると、一応私も年齢より老けているということは今のところないのではなく、年相応ではないか。ということでクリア。
勝手におじさんチェック項目を設けてチェックしてみたわけだが、こう見ると私はかなり格闘技に助けられている気がする。
体形の維持や臭気、若々しさなど、格闘技や筋トレでかなり維持・防止ができるのではないかと思う。
これからも頑張ってイケてるおじさんを目指すべし!

え?内面?
あ~…まぁ…それなりに頑張ります。

<道場生の今日の一言>
試合の帰り道、車内で中学女子道場生の一言「パパには人権ない(-_-)」

おおう…思春期の女性はこんなに手厳しいものなのか。がんばれパパ( ´Д` )