世界中7千万人の熱狂的な闘気塾日記ファンのみなさんはご存知だと思うが、闘気塾はフルコンタクト空手道の道場だ。
フルコンタクト空手は、極真会館館長の故・大山倍達氏が創始した、当時新しいスタイルの空手。特徴を大まかに言うと、顔面パンチ、掴み、投げなどがない。
どこかの記事で書いたが、顔面パンチがないことで「格闘技としてどうなの?」と疑問を持つ人がたま~にいるらしい。そのことについては過去記事を参照されたい。
で、今回はこのフルコンタクト空手のいいところを、私の主観でお伝えしたい。
フルコン空手のいいところ3選
いいところ①:運動量が高い
フルコンタクト空手は顔面パンチがなく、パンチは胴部だけというルール。※顔面への蹴りはある
そのため、相手との距離が常に近い。もちろん、時と場合と人によるが、打ち合いの際の自分の顔と相手の顔との平均的な距離は50cm~1m程度だろうか。そして常に距離が近いということは、常に動いていなければならないということでもある。技を出せば当たる、出されれば当てられる距離なので、常に攻防が生じる。
フルコンタクト空手は、このようにしてとても運動量が高い。
いいところ②:比較的安全
打撃系格闘技と言えば、顔をガンガン殴り合って、鼻血ブー、目の上から血がドバドバ、眼窩底骨折、両目が腫れあがってかわいそう、派手にぶっ倒されて大丈夫っすか?、酷い時には脳にダメージを負って、その後の人生に影響してしまうことも…一般の人たちにはそんなイメージがあると思う。分かる。実に痛々しい光景。
度々言うが、フルコンタクト空手は顔面パンチがない。よって、上記のような痛々しい怪我があまりない(※1)。
組手練習でもほとんどはサポーターを着用して行うし、試合でも一般の部以外はサポーターやヘッドガードを着用するので、大けがはほぼない。ただ、他のスポーツでもあるような軽度の打撲や捻挫、裂傷などはたまにある。
このように、フルコンタクト空手は打撃系格闘技の中では比較的安全にできる格闘技だ。スポーツ安全協会によると、令和4年度の競技別傷害発生率の順位で、空手は26位だった。武道・格闘技の中では比較的安全であることの証左だろう。
※1.組手の大会では、特に素手素足で試合をする一般男子の部(若い大人の人の部)で、蹴りによる一本(KO)決着はある。あとは、胴部へのパンチが効いたり、太ももへの回し蹴りが効いたりしての一本もある。それらは一瞬・一撃の攻防によるものなので、大けがに繋がることはほとんどない。
いいところ③:大会の数が多い
フルコンタクト空手は大会の数が実に多い。強くなりたい・活躍したい・全国大会に行きたい・優勝したい・いつかプロ格闘家になりたい…そんなモチベーションを持っている選手にとってはうってつけの格闘技だ。
大会の数が多い理由は、道場の乱立によると思われる。他の武道や格闘技は、大会を催すのは大体その競技を所管する機関だ(大会規模にもよると思うが)。
フルコンタクト空手を創始した大山倍達氏が亡くなったあと、道場は分裂や独立を重ね続け、かつ、それらの道場を一括で所管する機関も分裂している、または機関がそもそもない状態。
これ自体は、フルコンタクト空手界にとってはよくないことではあるが、独立した各道場がそれぞれで大会を催すため、大会の数はとても多い。賛否はあると思うが、大会に対して高いモチベーションを持つ選手にとっては、チャンスが多いのもフルコンタクト空手の特長と言えるだろう。
格闘技は人生を変えるかも
他にも、“ストレス発散になる”とか“仲良くなりやすい”などのいいところはたくさんあるが、それは“格闘技としてのいいところ”でもあるので、ここでは詳しく述べない。
以上、自らの整理のためにもフルコンタクト空手のいいところを挙げてみた。フルコンタクト空手に限らずだが、格闘技は人生をいい方向に変える可能性があるものだと思っている。それぞれの格闘技の特長を把握し、ぜひ挑戦してみてほしい。


