ダラばな:選手だからこその視点

ダラばな:選手だからこその視点

闘気塾西都の道場生たちの中で、頑張って試合に出場するけどなかなか結果に恵まれず、歯がゆい思いをしている子が数人いる。
試合に強くなるにはいくつか条件があるが、現在の道場生たちはその条件のいずれにも当てはまっていない。この問題を少しでも解消するために、コンペティションクラスを始めた。…ということは、以前の記事で書いた。

実は、この“試合に出場するけど結果が出ない問題”を、試合を頑張っている道場生の親御さんと選手経験者である黒帯中学生2人を交えて話し合った。

話し合いの中で中学生2人が色々な意見をくれた。
“試合前の練習では、出場する組と出場しない組と分け、黒帯2人が出場する組に入って徹底指導する”
“家でできる練習メニューを先生に聞いて実行する”
“目標を定めて、そこに向かって練習する”
“大人に混じって負荷の高いを練習する”
“自分たちが以前もらっていた『組手マスターカード』(※)を今の子供達にも配布する”、などなど。
※『組手マスターカード』とは、組手に必要な色々な技を書いたカードで、指導者に“できた”と認められたらその技にシールを貼る、というカード

さすが保育園年長の頃から選手として頑張ってきた2人だけあって、自分たちが過去どうだったか、どう思っていたか、を踏まえていい意見をくれた。そしてこれも中学生たちの成長になると思う。
人の為に考えたり教えたりするのは、自分自身が習うよりよほど身になる。なぜなら、自分が今までやってきた技術を整理し、言語化する必要があるから。
中学生2人ももう後輩を指導する立場。2人ともそれぞれに違った技術を持っているので、そのそれぞれの技術をぜひ整理し言語化して、後輩を導いて欲しいと思う。

早速、7月の後輩たちの試合に向けて、中学生2人にはコーチをやってもらう。2人がどのように後輩たちを導いてくれるかちょっと楽しみだ。
そしてその経験を自身の今後の人生の糧にしてくれれば、と願う。

<男子中学生の今日の”練習を休む理由”>
♪ピロロン(LINE通知音)
『親が高校総体で休みます』

へ~君の親御さんは高校総体に出るのか~へ~(*-∀-)
どうやら、『親はお兄ちゃんの高校総体の送迎があって僕の送迎ができないので休みます』と言いたかったようで。