スピードスター兄弟
私は毎週日曜日に格闘技仲間のジムの手伝いに行っている。具体的には、キックボクシングクラスで女性会員さんのミットを持ったり、男性会員さんのマススパーの相手をしたり、キッククラスが終わったあとのグラップリングスパーの相手をやったり、という感じ。手伝いとはいえ、私にとっても勉強になるので積極的に行っている。
そのジムの会員の中に、別道場でテコンドーをやりながらジムに通うきょうだいがいる。高校生の兄(現在は大学生で、他県にいる)と妹、中学生の弟だ。
言わずもがな、テコンドーは韓国発祥で蹴り技主体の格闘技。兄弟はテコンドーで培った蹴り技とフットワークを駆使して、2025年2月2日に行われたアマチュアの総合格闘技大会に出場した(その時の様子はまた別記事で)。
テコンドーをやっているので当然ではあるが、蹴りのスピードがすごい。その速いスピードで蹴りの連打もできる。私も色々なフルコン空手選手を見ているが、スピードと技の多彩性ならフルコン空手のトップ選手より上ではないかと思わせるほど。
多くの人に観られた動画
話は変わるが、私はインスタグラムのアカウントを道場用と個人用の2つ運用している。道場用は週2~3回くらいは投稿するようにしている、個人用はたま~にしか投稿せず、ほぼ格闘技研究用(世界の格闘家たちの技解説などを観るため)のアカウント。
道場用アカウントの投稿でも、いつも“いいね”数は50もあればいい方。動画再生回数も平均700くらい。もっとも再生回数の多い動画でも5000くらい。ハズらせようとかフォロワー数を増やそうという意図はないので当然だが、ちょこちょこ投稿している道場アカウントでもその程度。
しかし、個人用アカウントで投稿したある動画が、ちょっとだけバズった。いや、正確にはバズったとは言わない。8月4日時点で再生回数5万回、“いいね”は347。保存も67件されているようだ(誰がどんな目的で保存するのだろうか…)。
“いいね”が1万を超えるとバズったと言えるらしい。だからバズったとは言わない。ちょいバズりとも言えないくらいだが、いつもよりはるかに多い再生回数を稼いだのはたしか。
動画の内容はというと、上記のテコンドー高校生(現・大学生)と私の動きの比較。私がミットを持って高校生にパンチとキックのコンビネーションを打たせている動画と、同じコンビネーションを私がやった動画を組み合わせて比較し、“残酷なまでに違うバネとスピード”と締めくくっているものだ。※もちろん、おっさんである私が劣っているという趣旨
これがたくさんの人に観られた。観た人たちからのコメントもちょこちょこあり、“ミットの持ち方の違いでは?”とか“おじさまの動きも悪くないですよ”とか。中には“おじさんの年齢までこの動きができるのを維持できているのがすごい”というような趣旨のありがたいコメントもいただいた。
や~バズらせようという意図がまったくなかった動画が多くの人に観られ、コメントもいただける経験なんてしたことなかったから、苦笑いするしかない。せめて道場やジムのハッシュタグくらい付けとけばよかった。
そんなに甘くない
しかし、事はこれだけでは終わらない。調子に乗って第2弾の動画を投稿したのだ。
『この若者とおじさんの比較動画をシリーズ化して、インフルエンサーを目指そうかな』とひそかに思い(ウソ)、同じ趣旨の別動画をもう一度投稿してみた。今度は道場とジムのハッシュタグを付けて。
その結果…全然観られない。いや、全然観られなかったわけではない。再生回数2500くらいはあるので、その他の投稿よりかは観られている。しかし、一回目の20分の1以下という結果。
こうして、私のインフルエンサー計画は早々に幕を閉じたのだった。


