怪我が治りにくい
勘弁してほしいことがある。年を取ると怪我が治らないこと。もはや呆れるほど治らない。。
2023年11月頃から左肘が痛くなった。テニス肘のようなものだと思う。痛みだしてからしばらくは左腕の筋トレは極力しないようにしていた(格闘技は通常通りしていたし、途中からは完治を諦めて左腕の筋トレも再開した)。一年くらいかかってようやく痛みがひいてきて、今でも完治には至っていないものの、そこそこ改善した。
2024年5月頃、少し強めに組手練習をしたあと、右足首が痛くなった。これも半年ほど経ってようやく痛みがひいてきて、その数か月後にようやく治った。左足も練習中に痛めたが、治るのにかなりの時間がかかった。ひどい腰痛も数か月経った2024年12月に少し痛みがひいたが、今でも爆弾を抱えている感覚がある。
そんな感じで、一度怪我すると治るまでに非常に時間がかかる。勘弁してほしい。
なぜ勘弁してほしいかというと、練習に支障をきたすから。怪我をするとどうしても痛めた部分をかばったり、動きに制限を加えたりしてしまい、練習精度が落ちてしまう。
病院?病院の言うことは分かっている。「シップ出します・安静にしてください・電気治療しましょう」これ。私が安静にするわけがない。
年を取ると怪我が治りにくいのは、治癒力・修復力が落ちているかららしい。格闘技をやって、体重・体形の維持や健康の維持をしても、治癒力・修復力までは維持できないということか。『年齢なんてただの数字、どのように年を取るかは本人次第』と思ってはいるが、体は正直ということ。
運動能力の低下
もう一つ勘弁してほしいことがある。年を取ると運動能力が低下すること。
格闘技のおかげで周りの同年代の人よりかは動けているかと思っているが、それでも若い人のような動きはもうできない。
タックルの時に使うような膝を瞬時に折り曲げる動作、全力疾走、瞬時に脚を上げる動作、瞬時に屈む動作などなど。これらはもう簡単にはできない感覚がある。体のいろいろなところが痛いのでできないというのもあるし、運動能力的にやりにくいという感覚。
それもそのはず。これは単なる気のせいではなく、実際に運動能力の低下はデータにも表れている。
例えば、ある論文によると【20歳を100%としたときの80歳の運動能力の低下は、“手指の巧緻性や反応時間30%以内の低下”、“筋力・持久性および歩行に関する運動能力40~60%の低下”、“柔軟性や平衡性70%以上の低下”】だそうだ。
柔軟性めっちゃ低下しますやん。私の年齢だとこれの半分と仮定すると、30~40%は低下しているのか…。どうりで、俊敏な動きがしにくいはずだ。
まぁそれでも闘気塾の会長のように75過ぎてもシャキシャキ動く人もいるし、やはり運動を継続することによってある程度低下を防ぐことはできるのだろう。
や~治りにくい怪我と運動能力の低下…刻一刻と死が近づいているのを感じる。さすがにおおげさか。
