佐土原町にできた格闘技専門のジム
私は今、南の一つ星を見上げて…もとい。私は今、空いている日曜日には格闘技仲間が開いたジムの手伝いに行っている。手伝いというのはミット持ちなどだ。
このジムは、プロ総合格闘家である植木“令和”新さんが宮崎市佐土原町に開いたジム「POLER GYM宮崎」。レッスン内容はキックボクシング、グラップリング、MMA、などなど多種にわたる。それもほぼ毎日オープンしている。植木氏は一般企業の会社員をしながら、ジム代表として毎日レッスンを担当しているが、微塵も疲れを見せない。そこはさすがプロ格闘家というべきか。とはいえ、最近は会員さんも増えてきて植木さんも色々大変だろうということで、日曜日にミット持ちやマススパーの相手として手伝いに行っている。
2024年11月1日にオープンしたジムは、驚いたことに女性が多い。普通、格闘技ジム・道場ともなると、女性は怖いイメージを持ちがちだと思う。しかしこのジムは、おそらく会員の半分以上は女性ではないだろうか。それもそのはず。植木氏は“キックボクシングが女性に人気”ということを知っていて、早期に経営を安定させるために女性をターゲットにキックボクシングクラスを多めに設定していたのだ。案の定、オープン当初から、高校生から30代くらいまでの女性がポンポンと入った。
格闘技ジムは怖い?
ちょっとここで、『格闘技は痛そう・怖そう』と思っている人向けに簡単に説明しよう。
多くの格闘技専門のジムは、POLER GYM宮崎のようにキックボクシングやMMAなどのクラス分けがされており、老若男女が楽しめるようになっている。
ジムの会員たちはそれぞれ“汗をかきたい”、“護身術を習うため”、などなど色々な理由で来ている。なので、一般向けのクラスはそこまで痛い練習をするわけではないし、そうならないように指導者が常に配慮をする。
しかし、“強くなりたい”、“プロになりたい”とモチベーションが高い人もいるのも事実。そういう人向けの痛さを伴う練習、激しい練習は、「選手練習」として別枠で設定されていることが多い。なので、一般の人と選手志望の人が一緒に激しく練習するということはほぼないのだ(安全な練習を一緒にすることはある)。
POLER GYM宮崎も激しい練習は選手練習クラスで行っており、会員となった女性たちも安心して一般向けのクラスで汗をかいている。中には毎日のように来ている人もいて、訊くと「楽しい」と言う。
格闘技の楽しみ方は自分次第
格闘技は、やりたい練習やレベルに応じて自分で調整できるメリットがある。それは個人競技ならではのメリットだろう。チーム競技だとそうはいかない。チームには迷惑をかけられないし、モチベーションが高いチームに入ったら、ついていけなくなる可能性もある。
格闘技は個人競技なので、いい意味ですべて自分次第。あくまでもマイペースで楽しめるスポーツとして、もっともっと多くの人に認知されればと思う。
興味のある方は「POLER GYM宮崎」へ。
<今日の道場生の一言>
ある小学3年男子道場生Mと中学男子道場生Dのお母さんと会話中。
M「Dくんって今何年生?」
D母『中学3年生よ』
M「あ~。一番めんどくさい年齢やがね~( ´Д` )」
って、あなたはまだ経験してないでしょ。
