★ダラばな:腰が…

★ダラばな:腰が…

数か月前の話だが、腰痛がひどかった。私は元々腰痛持ちで、20年近く前にギックリ腰になったこともある。以来、度々腰痛がひどくなり、普段の生活や格闘技の練習に支障をきたすことがあったりと、腰痛にはさんざん悩まされている。“そんな状態でも練習するからひどくなるんだぞ”という話はさておき。
で、数か月前に腰痛がひどくなった時、お世話になっている鍼灸院に駆け込んだわけだが、腰から下、下半身全体がこっている状態だった。とりわけ股関節が相当かたかった(柔軟性がない状態)。股関節のかたさは以前から言われており、普段から意識してストレッチをしていたのだが、それでも今回も指摘されたくらいかたい。そしてその股関節のかたさが腰痛を引き起こしている可能性があるとのこと。

ある論文によると、腰痛の生涯における罹患率は80%以上だそう。そのうち、60%が3ヵ月以内に改善するが、40%は慢性腰痛になる。人類の30%近くは慢性腰痛ということになり、私はその30%に入っているということ。選ばれし腰痛マン、それが私。
腰痛の原因や治療法は様々。一概に“これが原因でこれがいい”ということはすぐには言えず、総合的に診て判断するものらしい。ただ、その論文には、慢性腰痛の治療法として運動療法を一番に挙げている。そしてその運動療法として、ストレッチや筋力強化など6種目を挙げている。慢性腰痛に対する運動療法の効果は、姿勢の改善、筋力向上、痛みの軽減、心理的負荷の軽減などを挙げている。

ストレッチは腰痛に効果があるとのことだが、私は腰痛がひどくなったのでやり方を変えねばならない。幸い、闘気塾西都には理学療法士の人が通っている。ということで、腰痛に効くストレッチ法を聞き、その場で数人と一緒にやった。
分かっていたことではあるが、一方向の股関節がかたい。いわゆるペタンコ座り(正座をした状態から、膝から下の足を左右に広げてお尻を地面につけた座り方)が全然できない。要は、膝下が外側に向く方向がかたいのだ。この方向に柔軟になるようなストレッチを教えてもらった。
すると翌朝、腰痛が少し軽くなった。まだまだ痛く、靴下をはくのも難儀するくらいであるものの、前日よりは軽い。やはりこの方向の柔軟性を高めるストレッチを中心にやろうと決めたのが10月18日。それから毎朝・練習後と、ストレッチをやっている。
多少良くなってきたのが11月初旬。それでも、柔術の練習後には必ず悪化する。柔術はやはり体への負担が大きいのだろう。それから柔術の練習を控えめに行くようにした。

あ、腰痛のある人みんなが「股関節の柔軟性の少なさが原因」というわけではないです。私の通うブラジリアン柔術の先生は、ペタンコ座りができるくらい股関節の柔らかい人だが、ひどい腰痛持ちだ。先生はおそらく別の原因なのだろう。
ん~…おそらくこれからも、腰痛とは生涯にわたって付き合うことになるのだろう。できれば付き合いたくないのだが…。

<今日の道場生の一言>

小学3年男子の道場生が友達を空手体験に連れてきた際、パンチのやり方のアドバイスとして「嫌なやつの顔を思い浮かべてパンチするといいよ」と。
私が『君はそんな気持ちでパンチしてんの?』と聞いた時の返答

「だってストレスがたまるんですよ~( ´Д` )」

子どももストレスたまるのね。