練習中の○エチケットどうしてますか?

練習中の○エチケットどうしてますか?

汗のニオイ
今夏、ある人がXに「夏場の男性の匂いや不摂生している方特有の体臭が苦手」と投稿し、炎上した。炎上そのものは個人的にはどうでもいいのだが、普段から格闘技で人と接触している身としては、汗のエチケット問題は気になる。
気温が高くない時期はまだいい。汗は道着が吸収してくれるから。問題は夏。昨今の夏の暑さは異常。もはや異常が通常になっている。夏の体育館の中はもうサウナ状態で、練習する前から汗がダラダラ。あまりに暑いのでみんなTシャツで練習しているのだが、Tシャツの汗吸収量は知れているので、ちょっと練習するとバケツの水をかぶったようにびちゃびちゃになる。

原因と対策
汗のニオイが臭くなる原因は色々あるらしいのだが、主には細菌らしい。もともと無臭の汗が皮脂と混ざり、これを細菌が分解するときにニオイが発生するとのこと。しかし、幸いというべきか、私が接触している人たちは格闘家。つまり、普段から汗をかきまくっている人たち。体感的な話になるのだが、普段から汗をかきまくっているため、汗そのものが臭いという人はあまりいないように思う。制汗剤などの対策をしている人もたくさんいるためというのもあるだろう。
しかし、私的にはこれがもっとも厄介なのだが、服も要注意。皮脂などの汚れが服に残り、雑菌が増えてニオイの原因になるらしい。これは私も実感することがある。汗をかいたTシャツを洗濯するまでにちょっと時間がかかると、洗濯したばかりのときはいいのだが、ちょっと汗をかくとニオイが気になってくる。
実は最近も、汗をかいたTシャツを練習終わりに着替えて、体育館にそのまま忘れて帰ったことが二度ほどある。もちろん、次の練習時に回収して洗濯したのだが、そのTシャツでちょっと汗をかくと…ニオイが気になってしょうがない。しかも、ちょっとやそっとじゃそのニオイは消えてくれない。
そういう時は、そのTシャツを熱湯消毒することにしている。ニオイの気になる服を熱湯に漬けて30分くらいおく。そしてそのまま洗濯する。そうすればかなりの高確率でニオイは解消される。

それはあかん
と、こんな風に普段から汗をかく者としてニオイには気を遣っている。おそらく多くの格闘家(というかスポーツ愛好家)も同じではないだろうか。格闘技は相手と接触して成り立っている。だからこそお互い汗エチケットには気を配り合いたいところ。

あ、ちょっと驚く話を一つ。
ブラジリアン柔術は常に相手と密着する格闘技なのだが、海外のあるトップ選手は試合の際、わざと道着をとんでもなく臭くするらしい。理由は、あまりに臭くて相手が密着するのを躊躇い、そのすきに自分の有利に持ち込むため。いい言い方をすれば“細部まで勝ちにこだわる勝負師の姿”と言えるが、日本人の感覚で言えば“卑怯”、”相手に迷惑をかける”となるんじゃないかと。
また、海外のブラジリアン柔術の動画で、練習中に道着のままシャワーを浴びてそのまま練習を続行する姿を見たことがある。おおらかというか何というか…。どちらのエピソードも、相手を慮る文化の日本でやったら絶対怒られるやつです。良い子は真似しないようにしましょう。

<今日の道場生の一言>
女子中学道場生「先生って弱そうに見えてそこそこ強いですよね(*´∀`*)」

一応、指導者やってるんですけど…(´・_・`)