指導方法も過渡期かな?②

指導方法も過渡期かな?②

この闘気塾日記、アクセス数が一日7~8件になっているらしい。
マジですか…だんだんテキトーなことが書けなくなってくる。
いや、これからなおさらテキトーなことを書くことになると思うので、優しい心で接してあげてください。

言われなくなった言葉
いつかの投稿にも書いたが、私は以前、道場生の親御さん方からある言葉をよく言われた。
「先生、もっと厳しく指導してください」
これは、傍から見たら私の指導が甘いためであるが、この指導姿勢は今でも変わっていない。
あれから7~8年が経過したが、今ではこの言葉を言われることはない。
闘気塾のホームページにも子供の指導方針として「楽しく」を謳っているし、見学に来た方に必ず渡す道場の説明書にもそういったことを書いているため、その方針に納得した子供やご家庭が集まっただけかもしれない。
闘気塾の指導方針・方法を理解してもらえたのだろうが、もう一つ思うことがある。
子供にハッパをかけたり「頑張れ」と強く言ったりする親御さん方が少なくなったように感じる。
あ、これは“親御さん方が甘い”とか“甘いのが悪い”などと言っているわけではなく、個人的にそう感じているという事実。

成長の糧を見つけてもらいたい
闘気塾では、試合に出たくない子に試合出場を強制することはしないし、無理に組手稽古を強いることもしない。なぜなら、試合や組手稽古だけが空手だとは思っていないから。
ただ、試合や組手が成長の大きな糧になりうるのはたしか。
例えば、指導者や親がハッパをかけたり「頑張れ」と強く言ったりしなくても、試合が悔しさや努力の大切さを教えてくれるし、組手稽古が“壁”の存在や人への思いやりを教えてくれる。指導者や親が無理に厳しくしなくても、空手が大切なことを教えてくれるのだ。
しかし、優しい家庭が多くなり、それに伴って『空手の練習だとしても、殴られるのも殴るのも嫌』という性格の優しい子が増え、組手をしない子や試合に出ない子も増えた。
それは大いに結構なのだが、一方で『そういった子達にどうやったら成長の糧を与えたらいいのか』という葛藤が少しある。
もちろん、最終的に子供の成長を考えるのは親御さん方の役目なので、私がそこまで考える必要はないのかもしれないが、一度道場に受け入れたからには空手を通して何らかの形で成長してほしいと強く思うのも事実。
そういった子でも成長してもらえるように、何度か記事に書いた“型の免許証”も作ったり“型の評価会”を開催したりもした。昇級や帯が上がることを目指すように促したりもする。

過渡期
性格の優しい子が増え、組手をしない子や試合に出ない子も増えている分、今までの指導方法を見直す機会も増えた。こういった面でも、昨今は指導・教育方法の過渡期にあることを実感する今日この頃。
親御さん方や子供達自身の意見も聞きながら、最適な方法を見つけていきたい。

<今日の道場生の一言>

大会前のキツい練習時、選手と共に戦う気持ちで私も参加した後。

中学生の女子道場生「結果、先生準優勝( *´艸`)」

準優勝ですか…おじさんもがんばってるんですが…(;´・ω・)