意外に大きかったケガ
7月9日に道場生の試合があったのだが、その前に男子中学生選手に自信を持ってもらうため、右下段回し蹴りを私の左太ももに打たせていた。
もちろんその時も痛かったのだが、帰ってからも腫れが大きく、その後、完治に一か月以上はかかった。その間、左太ももに×マークを付けたり蹴り無しの練習をするなど、内容を工夫しながらやるしかなかった。
病院には行かなかったが、おそらく筋断裂していたのではないかと思う。
偶然、大人の道場生で二人ほど同時期に同じようなケガをした。やはり同じように一か月は練習を休んでいた。
あ、これほどのケガは滅多にあるものではないので、ご安心ください。三人が同じ時期に同じようなケガをしたのは本当に偶然です。
ちなみに、空手の競技別障害発生率は33位だそうで、バレーボール(6位)やバスケットボール(10位)などよりも低いらしい。
うまく付き合えれば
とはいえ、空手はスポーツでもある。そしてスポーツにケガはつきもの。
子供だけでなく、大人にも小さい打撲や擦り傷をやたらと気にする道場生がいる。
冷たいようだが、“気にしすぎたら空手やスポーツはできない”ということを告げる(もちろんケアは必要)。
さすがに筋断裂や骨折など生活に支障があるレベルのケガは練習を休むことになるが(練習してたけど)、小さいケガは気にしていられない。
無理をする必要はまったくないのだが、“格闘技やスポーツにケガはつきもの”というちょっとした覚悟は片隅にあった方がちょうどいいと感じている。
ま、一番はケガをしない準備をし、ケガをしない技術を身に付けることですな。
スポーツともケガともうまく付き合えれば、人生が豊かになるのは間違いない。
