淡々力
世の中には“○○力(ちから、りょく、りき)”と言われる言葉が多数ある。
底力、目力、腕力、影響力、強制力、忍耐力、消臭力、長州力…などなど。
先日、妻と夕餉をとっていたら、「淡々力」というワードが出た。
私は特に自分の試合に興味があるわけでもなく、ただ単純に好きだから週5、6の格闘技をやっている(道場生の指導はまた別)。
本当は嫌いな筋トレも、“格闘技に必要な筋力を維持するため”、“体形の維持のため”に淡々と週2でやっている。
いずれも何か明確な目標があるわけでもなく、ただ淡々と長年やっている。めんどくさい時でもちょっと疲れている時でも、練習やトレーニングに淡々と向かう。
それを“淡々力”と評したのだ。
継続の秘訣か?
この淡々力、何かを継続する際には割と重要。
試合を頑張る人や明確な目標を定めている人で、ある日プツンと糸が切れて辞めてしまう人を見る事がある。
もちろん、そういった人でも継続する人はたくさんいるので一概には言えないのだが、試合や目標が過度なプレッシャーになると糸が切れてしまうケースがあるのではないだろうか。
一方、淡々とやる人は、過度なプレッシャーを自らにかけることなく、ただ“楽しいかどうか”や“なんとなく”でやっている。それが継続の秘訣になっている。
『そうは言ってもめんどくさい時だってある。だって人間だもの』と思った世界中の闘気塾日記ファンの方々。
めんどくさい時に私がどう対処しているかご紹介しますね。
一度“無”になります。無のまま着替えます。無のまま道場やジムに向かいます。無のまま入ります。
ここまでくればもう安心。あとはやるだけ。終わった後は「楽しかった」か「やってよかった」。
実はこの闘気塾日記もそう。もうネタが切れているけど、とりあえず何でもいいので書き始めて、そしたらとりあえずの記事が一本できる。内容なんてグダグダ。そんな感じ。
どんな時でもこれを淡々とやる。そしたらいつの間にか習慣化していく。そして、過度なプレッシャーを自分にかけることなく、淡々と継続する。これがいい。
と、偉そうに講釈を垂れているが、私も継続できなかったことなんて多々ある。
当たり前だが、好きになれるかどうかが最も大きいのだろう。
ま、これからも淡々と好きな格闘技を続けよう。