私も緊張するタイプ
闘気塾日記を読む世界中で約7千万の方々(うそ)は、自分なりの緊張対策法があるだろうか。私はない。
昔はよく『手のひらに人を3回書いて飲み込む』と聞いたものだが、これは最近もあるのだろうか。
緊張対策についてWikipedia『緊張』のページには、「一時的に二分間ぐらい呼吸に注意を向けるべきである。お腹をリラックスさせ、手を置いてゆっくりと深呼吸する。(中略)数週間前にこの呼吸法を練習すべきである」とある。へ~。何かの折に試してみよう。
緊張はあった方がいい?
これは感覚的な話だが、個人競技の試合などはやはり緊張度が高いように思う。
もちろん、チーム競技でも緊張はするのであろうが、その緊張をチームで分かち合っているのではないだろうか。
個人競技はその競技特性上、一人でその緊張を抱えることになるので、のしかかる重圧は大きい。
様々な道場生の試合に立ち会ってきた。とても緊張するタイプもいるし、さほど緊張せず飄々としているタイプもいる。
色々なタイプを見てきたが、緊張はあった方がいいのか、それともない方がいいのか。結果…分からない。
今までの事例でいうと、試合前にとても緊張するタイプでもバンバン優勝した道場生もいたし、緊張して実力を発揮できない道場生もいた。また、あまり緊張しないタイプの道場生が優勝した事例もある。
う~ん…分からない。
焦点を変えてみよう
しかし今思えばだが、どのタイプでもいい結果が出た時の共通点がある。
「集中」
緊張するタイプでもしないタイプでも、いざ試合が始まると普段見せないくらいの集中をし、いい結果を残す。
緊張するタイプでいい結果が出ないパターンでは、集中していないというわけではなく、“緊張が集中を吞み込んでしまって実力が発揮できない”という感じの場合が多いように思う。
これらを踏まえて考えると、緊張緩和法を考えるよりも、集中力を高める方法に焦点を当てた方がいい気がする。
緊張するタイプでも、集中力を高めることができれば自然と緊張も適度にほぐれるのではないだろうか。
また、あまり緊張しないタイプでも、集中力を高める事でより確実にパフォーマンスを発揮できるのではないだろうか。
海外のスポーツ選手で、試合前に大きいヘッドホンを着けて集中力を高めている姿を見かけるが、あれはそういうことだったのか。
次の試合、とても緊張してなかなか結果に繋がらない道場生が出場する。今まで『どうすれば緊張を抑えられるか』で悩んでいたが、次の試合では『集中力を高める』ことをさせてみよう。
結果はまたいつかの闘気塾日記で。
後記:上記の試合、見事優勝。やはり集中することの方が結果に繋がるのか。