やっててよかったテーマ式

やっててよかったテーマ式

今月からこの闘気塾日記の投稿頻度が週2から週1になりました。毎週日曜日に更新されます。
世界中の闘気塾日記ファン(アクセス数一日4~5件)の方々、申し訳ありません。なにせネタが尽きてきまして…。

戻ってきた空手の大会
最近、大会の開催頻度が戻ってきて、当道場生も徐々に試合に対する興味が出、ちょっとずつ挑戦する子も出だした。
しかし、しばらくその感覚から離れていたため、試合用の練習をあまりしていなかった。
そのために、せっかく試合に挑戦しても思うように結果に繋がらない道場生も多い。これは私の責任。
練習の際、フルコンタクト空手に、なんなら空手にすらこだわっていない私の責任。
ということで、今年に入ってから試合用の練習を始めた。

試合用の練習とはどういうことかというと、道場生たちのレベルに合わせてテーマ(というか”取り組む課題”)を設け、そのテーマに沿って練習するということ。
例えば、今年に入って取り組んでいるテーマは、フルコンタクト空手の基本である”近い距離での強い突きと下がらない組手”。これは試合を頑張りたい道場生が最初に取り組むテーマである。
これができたら、次は”コンビネーション”。次は”スピードコンビネーション”。次は~、という感じで、しばらくの間、試合で通用する技術に特化した練習をする。

大事なことは努力を楽しむ”こと
コロナになる前、当時の道場生たちが試合を非常に頑張っていた時期があった。
初めのうちは思うように結果が出ずに努力が空回りしていたが、テーマを設けてみんなで練習を頑張った結果、2~3年後には上位を独占するようになったことがある。
テーマを設けたことだけが功を奏したわけではないが、現在取り組んでいる課題が分かっているというのは子供にとっても努力しやすいのだ。

しかし、このテーマを設けて取り組むには大事なことがある。
それは、”現在のテーマと進展状況を伝え続ける”ということと、”褒めながらもテーマに沿った改善点を伝え続ける”ということ。
テーマがあるといっても得手不得手は一人一人違うし進展状況も違うので、本人の意見を聞きながら伝え続ける。
向上したら積極的に褒めて、「○○をもっとこうすれば更によくなるよ」と伝え続ける。
すると、道場生たちは自分の成長が分かって更に努力できるし、それがいつの間にか結果に繋がる。
以前の投稿にも書いたが、試合でいい結果を出すのは難しい。それだけに、子供達が努力し続けられる”糧”のようなものが必要だ。

さてさて、テーマ練習を始めて2か月。
試合の結果に繋がるのはまだまだ先だろうが、どの道場生がどれくらい上手になるか今から楽しみ。
道場生たちも自分の成長を楽しんでくれるのを願う。

<今日の道場生の一言>
私が小さい子達向けに動きを説明する際、例を示す目的で女子中学道場生の腕を軽くつかんだ時の女子中学道場生の一言
「ひゃ~∑(・ω・ノ)ノ!」

とっさにそんな声が出るなんて、普段から私を”変なおじさん”と思ってる証拠ですな(-_-)