使う道具はたくさん
道具。Wikipediaによると“何かを行うための器具・用具の総称”。
でもなぜ“道”と“具”なのか。う~ん…。
それはさておき、空手の道具類は実に多種多様である。
個人で使うサポーター類でも、拳サポーターや脛サポーター、膝、頭、胴がある。
試合で使う道具でも旗やタイマー、マットなどがある。
挙げたらキリがないほどの空手の道具類があるので、これ以上は控える。
しかしこれだけは挙げねばなるまい。ミット類。練習の大事な友達。
今回は、ミットの種類とその練習法を。
ミットの種類
・パンチングミット
その名の通り、パンチの練習のためのミット。ボクシングで多く使用され、パンチの精度を高めるのに最適。また、小さい子なら蹴りの練習にも使える。
練習法は、強いパンチ練習やディフェンスからのパンチ練習など。
・ハンドミット
片手でも持てるサイズで、主に蹴りの練習に使用する。きちんと当てるといい音が鳴るので、子供も楽しみながら練習できる。
練習法としては、蹴りのスピードを付ける練習や蹴りのコンビネーション練習。
・キックミット。
その名の通り、主にキック練習に使う。軽くて小さく、柔らかい素材のものは小さい子でも負担なく使える(硬いものは痛がることがある)。また、子供同士で持つ側・蹴る側ができる。
練習法としては、連続蹴りや全力の蹴り練習など。
最近はパンチにも対応する形状のものもあり、それを使えば幅広い練習ができる。
・ビッグミット
大き過ぎない上に分厚さもあるため、大人の激しい蹴りも受け止めてくれる優れもの。裏返せばパンチの練習もできる。そこそこ重量があるため、小さい子が持つのには向かない。
練習法は、全力の蹴り練習や後ろ蹴りなど威力のある蹴り練習。
・ダミーミット
比較的大きいサイズのミットで、対人を意識しての練習に最適。色々なサイズがあり、最も小さいサイズのものは小学校低学年でも持てる。最も大きいサイズのものはかなりの重量があり、大人の女性でも持つのは負担が大きい。
練習法は、対人を意識してのスタミナ練習やコンビネーション練習など。
練習・稽古は“修行”です
ざっとこんな感じか。
挙げればもっと種類があるし、細かく分ければもっともっとあるのだが、これ以上文字数かせぎをするとこの闘気塾日記を読んでいる世界中の方々(アクセス数一日2~3件)からブーイングが来そうなのでやめておく。
どこかの投稿でも書いたが、ミットの種類によっては持つ方にも結構技術がいる。うまい人が持てば打つ方は楽しくてノってくる。
しかし、やはり結局はミットを打つのは自分であるし、武道の一環である。どんなにキツくてもどんなにサボりたくても、結局は自分との闘い。
武術は他人と闘う術に主眼を置くが、武道は自分と闘う術を追求する。
打撃系格闘技にはミット練習は欠かせないのでこれからもミットという道具を大事にしながらも、自分との闘いに励もうかな。
“道具”について、Wikipediaにはこうも書いてあった。“仏道修行の用具という意味もある”。なるほど。
”道”という漢字は『人の行うべきみち』という意があり、”具”という漢字には『そなわる』『ともに』という意がある。
勝手に、”道具”は『人の行うべきみちにそなわるもの』と解釈しておこう。なるほどなるほど。
南無&押忍。