筋肉、使っていますか?

筋肉、使っていますか?

宇宙のような無重力空間では筋肉が著しく衰えるのは有名な話だが、心臓の筋肉(心筋)も例外ではないらしい。
無重力空間では重力の抵抗がなく、必然的に心臓が全身に血液を送る際の抵抗も少ない為、心筋が弱くなってしまうらしい。へ~。

空手とブラジリアン柔術
私は空手以外にブラジリアン柔術もやっている。
空手を10年くらいやった後にブラジリアン柔術を習い始めて、現在で7年目。
柔術を始めた目的・理由をよく聞かれるが、一つは「実戦性を重視すると、組技・寝技はどうしても外せないから」がある。
この観点から言うと、柔術を始めて大正解であったと思う。

しかし、柔術の師匠も同じ事を言っていたが、他武道で一定の段を持つ者が新たな武道を始めるのはなかなかハードルが高い。
なにせ、当然ながら初めはボコボコにやられる(笑) それも、なけなしのプライドがズタボロになるくらいに(笑)
そして始めたばかりの頃は体もボロボロになった。筋肉が。

競技によって使う筋肉が違う
ボロボロはちょっと言い過ぎだが、筋肉痛が激しかったのだ。
普段、空手をしていて筋肉は使っていたのにも関わらず、柔術を始めたばかりの頃は後ろ側にある筋肉が痛かった。
大胸筋や腹直筋など前側にある筋肉は全く痛くなかったが、広背筋や棘下筋、上腕三頭筋など後ろ側の筋肉が筋肉痛になった。
それもそのはず。前側の筋肉は主に前に押し出す動作(突きや蹴りも)に使う筋肉で、後ろ側の筋肉は主に引っ張る動作(相手を引き込む時など)でよく使う筋肉。
一括りに“格闘技”と言ってもその中身は全く違うので、使う筋肉も当然違ってくるのだ。

格闘技は良きライフワーク
そんなわけで、私は今、前側の筋肉と後ろ側の筋肉両方を多用しているので、もう体はムキムキになって…いない(笑)
しかし、年齢とともに衰えるはずの筋肉の維持に大きく寄与しているし、体型の維持にも大いに役立っている。
私は今のところ、腹は出ていない…と思っている(笑)
格闘技は全身の筋肉を使う。そしてこの利点だけでも大きな魅力。
私は良きライフワークを得たものだ。

使わないとどんどん減っていく筋肉。
元気でいたいなら、しっかり使って維持しなければ。

<今日の道場生の一言>
小3の女子道場生「先生、(組手を)やろう♪(・∀・)」

まるで遊びにでも誘うかのように…空手も一応、格闘技なんですけど…。