友好道場主催の合宿に参加
合宿。野球などでは“キャンプ”と表現されているか。
この闘気塾日記を読んでいる世界中の方々(アクセス数一日2~3件)は、合宿やキャンプを経験したことがあるだろうか。
まぁスポーツをやっていれば大体経験したことがあるのではなかろうか。
11月下旬の話であるが、友好道場である恵誠会の合宿に当道場の数名が参加した。
コロナで色々なイベントを行うのを控えている当道場にとっては有難いイベント。
サボり魔である私は、一日目の夜に現地入りして夜の肝臓トレーニング(酒)をし、二日目の午前中だけ合宿に参加した。
二日間とも参加した真面目な道場生たちは、1日半みっちりと様々なトレーニングや組手稽古などを行った。
合宿は大きく成長する
今回初めて参加した4年生の少年。
二日目の組手稽古の時に技を受けたら、力強さがとても向上していることに驚いた。
この少年は、近所の空手道場を数件見学に行った末に、闘気塾西都道場に入門した。
お母さんの話によると、何事も控えめで“石橋を叩いて叩いて、それでも渡るのを諦めるような性格”だという。
2か月前に行った昇級審査も、彼は最後まで受検するかどうか悩んで受検することに決め、結果、無事にオレンジ帯をもらった。
そんな少年がお母さんと離れることになる合宿に積極的に参加し、初めて会う他道場の子達と仲良く練習し、そして急激に強くなっていく姿を見て、非常に感動した。
同じく合宿に参加した5年生の少女。
この少女も元々控えめな性格で、何度か兄がやっていた空手に挑戦するも練習2~3回やって「やっぱりやめます」を繰り返したが、今は継続して2年以上になる。
今回の合宿では、初めて見る他道場の外国人の大人の人と組手をした。
後から「緊張した」と言っていたが、立派に練習をこなし、成長した姿を見せてくれた。
大事にしたい成長の機会
合宿の目的とは何か。
やはり技術の向上やチームの連携力の向上などであるかと思う。
しかし、子供にとって合宿はちょっとした舞台でもある。
勇気をもって参加し、仲間たちと文字通り同じ釜の飯を食い、キツい練習を行うことで、人間的にも成長させてくれる。
コロナ禍で何かとイベントを行うのが難しいが、子供の成長のためにもこういった機会は大事にしたい。
私が二日目の昼に帰ることを告げると、中学生女子の道場生がすごい顔でこう言った。
「昨日の夜に楽しんで、そして午前中だけちょろっと練習して、もう帰るんですか(`ω´)」
すんませんごめんなさい。
<今日の道場生の一言>
(瓦割りに挑戦する子が硬そうな瓦を前にして)「…ヒヨってます( ;∀;)」
自分の前に挑戦した子が何度やっても割れないのを目にしたら、そりゃあ怖気づいてしまうわ。
でも、無事に割り切ったのはさすが。