初めての挑戦、久しぶりの挑戦

初めての挑戦、久しぶりの挑戦

空手の演武を見たことありまっか?
今日は、みんな大好き”演武”のことについて。
世界中の大半の人達は演武を見たことがあるだろう(うそ)。
地域の祭りなどで、道着を来た人たちが大きな掛け声で突きや蹴りをしたり、板割りやバット折りをするあれ。
見た事ない人は、動画で検索したらたくさんあるのでご覧ください。

板割りやバット折りをやってるのは、大体フルコンタクト空手の道場です。
私の経験だけで言えば、一応瓦割りと板割りとバット折りはひと通りやった。

瓦割り:地域の祭りで10枚割りに挑戦!結果9枚(泣)
板割り:自分の結婚披露宴で四方割り(4方向の板割り)
バット折り:プロレスの前座として上段回し蹴りでバット2本折りに挑戦!結果…無事に折れた。軽く怪我したが…。

道場としても、高千穂本部道場は地域の建国祭りでよく演武するし、西都道場も地区の祭りに参加して子供達一人一人が板割りをやった。
地域を盛り上げるためでもあるし、道場に所属する子供達に晴れがましい場を経験させる意味合いもある。

ちょっとした挑戦。でも大きな挑戦
しかし最近はコロナの影響もあり、演武をする機会もめっきり減った。
確認したところ、もう外での演武はかれこれ4年以上やっていない。
その間、道場には新しい道場生も入り、また、以前は小さかった道場生も大きく成長した。
ふと『もうそろそろ演武を経験させたい』と思い、年末の稽古納めに道場内で演武を行った。

小さい子たちは板割りを。一人ずつ板の前に立ち、練習してきた技で挑戦。
乾いた板でも子供たちにとってはまぁまぁハードルが高い挑戦になる。
実際に、板の前に立つと全員が緊張し、自信のなさそうな顔をする。
しかし、「始め!」の声がかかると気合いの入った表情に変わり、思い切り技を打ち、見事に成功させた。
他にも、ベテランの道場生が自身初の瓦割りに挑戦して成功させたり、大人の道場生はバット折りをしたりと、それぞれが挑戦する気持ちをもって演武に臨んだ。
全員が成功し、ほっとした表情を見せると同時に、挑戦を楽しんだようだった。

こうした形で道場内でもちょっとずつ何かに挑戦をさせて、道場生の自信や楽しみを与えていきたい。

ちなみに、高千穂本部道場の塾長・甲斐清貴は、手刀でブロック割りを何度かやった。
さすがにブロック割りは…真似できない…。

お…押忍…。

<今日の道場生の一言>
(初めて本物の板を前にして)「僕…絶対割れない」

『これも挑戦。”絶対割ってやる”って気持ちで思いっきりやれば割れる』と励ましたら、無事に割れました(・∀・)