やるとノってくる立ち技格闘技のあれ

やるとノってくる立ち技格闘技のあれ

ミットは”ノる”練習
人類の半分は”ミット打ち”をしたことがあるのではないだろうか。
うそです。そんなわけない。

ミット打ちは立ち技格闘技でよく行われる練習方法で、大体2人で組み、片方がミットを持って片方がそのミットに向かって技を打ち込む。
女性を中心に、「組手は苦手だけどミット打ちは好き」という人も結構いる。
何がそんなにいいのかというと、やっていくうちに気分がノってきて終わったらスカっとする。

ノってくる理由はいくつかあると思うが、まず音が気持ちいい。

ミットを打つ側のポイント
ミットを打つ方の人のポイントとしては、ミットの中心や打撃点に向かって正確に打つことではないかと思う。
この打撃点がずれると音があまりならず気分がノりにくいので、できるだけ打撃点に当たるようにする。
これはいい練習にもなる。
突き(パンチ)にしても蹴り(キック)にしても、狙ったところに当てるのは意外に技術がいる。
繰り出す技がハイレベルであればなおさら。スピードやパワーを高めて打てばさらに難しい。
なので、初級者は最初のうちは基本的な技をゆっくりやってコツや打撃点を掴み、慣れてきたら徐々に高めていくのがいいと思う。

ノってくる理由はもう一つあって、ミットを持つ人との”シンクロ”。

ミットを持つ側のポイント
実は、ミットを持つのは結構技術がいる。むしろ、打つ側より持つ側の方が難しい。
相手のレベルに合わせて打たせる打撃を選ぶし、ドンピシャの位置とタイミングで打撃を迎えなければならない。そうして”いい音を鳴らせしめる”。
そして最も重要な技術が、”声”。
世界の半分の人がプロのミット打ちを見たことがあると思うが(うそ)、ミットを持つ側が常に声を出しているのが分かる。
人によっては、時間が進むにつれて徐々に声を大きく出したり大きなリアクションをして、打つ側のテンションが上がってくるように仕向ける。
そうしてミットを持つ側と打つ側のテンションがシンクロすると、とても楽しくなってくる。

見てみてください楽しいミット
とまぁ、プロでもない私が偉そうにミット打ちについて書いてみましたすみませんはい。
ミット打ちをまだ見たことのない世界の半分の人達は、動画などたくさんあるのでぜひ見てみてほしい。
ムエタイやキックボクシングのミット打ちはとても迫力があるし、ボクシングのトップレベルの人のミット打ちなんてもはや芸術。

サンドバッグとともに、立ち技格闘技には欠かせないミット。
気付いたら楽しくなってて、気付いたらダイエットになっているミット。
当道場の練習でもしっかりやっていこう。みんなで楽しくテンション上げて!