空手って痩せる?①

空手って痩せる?①

ダイエットとしての空手
「空手って痩せる?」
空手の世界にいると、この手の質問を結構いただく。
結論から言えば、『ダイエットとしては理想的な運動であるが、実際に痩せるか否かは本人の努力次第』。

闘気塾の塾長・甲斐清貴は、空手を始める前は体重が90キロ以上あった。
不健康そのものの生活であったが、空手を始めて体重が減り、健康も取り戻した。
そして私も空手を始める前は体重93キロであった。
今では72~73キロという体重なので、20キロ以上を落とし、それを維持していることになる。
実はこの「維持している」というのが大きなポイントなので、これは次回に投稿したい。

空手の運動量は?
では、実際に空手の運動量はどうなのかというと、極めて高い(運動量が多い)。
厚生労働省の資料によるとその運動量は、1時間10kmのランニングやラグビー、水泳の平泳ぎと同程度とされている。
消費カロリーは約130キロカロリー(10分)ほどで、この数字はエアロビクスやテニス、サッカーより高い。
(※個々人の消費カロリーは体重によって変わります)
ただしこの運動量は、おそらく空手の中でも組手やミット稽古など活発な稽古の場合と思われる。
型や移動稽古も結構汗をかくが、組手などよりかは若干低い運動量と思われる(私見)。

ということで、空手はダイエットとしては理想的な運動であることが分かる。

もちろん本人の努力は必須
しかし、空手をやる人の中でも肥満気味な人はいる(”特に痩せる必要性を感じていない人”も含む)。
言うまでもなく、空手で頑張って動いて脂肪を燃焼しても、家に帰って暴食すれば元も子もない。
痩せるには、運動の努力と適切な摂取カロリーコントロールが必須。これは本人の努力以外にない。
道場の指導者側は、稽古環境を整えたりサポートなどはできるが、最終的には本人の努力以外にない。

私は空手で痩せた。
そして痩せた先には色々なものが変化したし、自分自身も少しは成長し、今では全く違う世界にいる感覚すらある。
あの時、空手をやらず太ったままだったら、堕落した生活を続けていただろう。

私は、痩せるために一歩踏み出す手段を探している人には、空手を勧める。
何かを達成して、違う世界や違う自分に出会ってみたい人には、空手を勧める。
その一歩を踏み出すのと踏み出さないとでは、大きく違いますよ。

一歩前にどうぞ。