闘気塾の上下関係は?
「空手は上下関係が厳しそう」
ありがちな空手のイメージだと思う。空手も武道の一つなので、これはしょうがない。
じゃあ実際はどうかというと…ありきたりな回答だが、道場による。
前回の投稿で礼儀や挨拶について書いた。しかし、礼儀を重んじる武道だからと言って『空手=上下関係厳しい』というわけではない。
ここでは闘気塾の上下の雰囲気を書く。
まず、闘気塾のトップである塾長・甲斐清貴。
子供たちはこの塾長と話すとき…ほとんどタメ口です(笑)
塾長自身が無類の子供好きということもあり、稽古前には子供たちとよく遊んでいて、もはや友達。
また、塾長・甲斐清貴は大人相手だろうと子供相手だろうと、尊大に構えることを嫌う。
よって、大人も子供も塾長に対して絶対服従のような雰囲気は全く持っていないし、塾長自身もそれくらいの距離感を好んでいる。
闘気塾の支部ではどうか。
子供たちはよく支部長に話しかけ、一緒に笑ったり相談したりしている。指導員も自ら子供たちに話しかけ、よくゲームや漫画の話をしている。
そんな感じで和気あいあいとした雰囲気の支部道場だ。
闘気塾の友好道場である恵誠会もそんな雰囲気。
こういったことから、決して『空手=上下関係厳しい』というわけではないことが分かると思う。
目指す道場の形
大人もそうだが、子供にとっても格闘技の道場に通い続けるというのは、結構ハードルが高い場合がある。
でも何かの目標や励みになるものがあると、そのハードルは高くなくなってくる。
その目標や励みは、何も試合の結果や昇級だけではない。
道場の”和気あいあいとした雰囲気”も通い続ける励みになり得る。
しかし、この和気あいあいとした道場を作り出すには最低限の条件があると思っている。
それは、”尊重”と”尊敬”。
指導者層が子供を力で押さえつけるようなやり方ではこの雰囲気は生まれないし、子供たちが指導者層を侮ったり変に反抗したりするようなことでは、この雰囲気は生まれない。
指導者は子供を一人の人間として尊重し、子供たちは親しみを持ちながらも指導者を尊敬する。
それが根底にあるからこそ、道場のいい雰囲気は作り出せると考える。
道場によって目指したい道場の形や雰囲気はそれぞれだと思うが、私は少なくとも和気あいあいとした雰囲気が好きだ。
和気あいあいとしながらも、稽古はきちんとできるようにするのがなかなか難しいが。
頑張ろ。