日本には様々な武道がある。
剣道や弓道、柔道、空手道、合気道などなど。
どの武道でも共通していることだが、その道を継続している人に悪い人はほとんどいない。
長年空手をやっていると、色々な先生方、大人の人、子供達を見るが、一見怖そうな人でも声を掛けると物腰柔らかく朗らかな人であることが多い。
子供達も素直で礼儀正しく、優しい子が多い。
これはどうしてか。
多くの武道は個人競技であるが故に、自分一人では絶対上達できず、周りのサポートがあってこそということを実感することもあるだろう。
また、様々な大会やイベントに身を置くことによって、多くの方々に支えられて自分の競技が成り立っている様を目にすることもあるだろう。
先輩方が培ってきた良き文化を継承しているという面もあるだろう。
そんな感じで、武道の良い点を挙げればキリがないが、つまるところ私はこう思っている。
「続けてさえいれば、大切なことは武道が自然と教えてくれる」
漢和辞典によると、“道”という漢字には【人の行うべきみち】という意味もあるらしい。
武道を通して様々な経験をし、自分を知り他人を知り、何が正しくて何が間違っているのか、人としてどうあるべきか…そういったものを学べるのが武道。
武道はいいもんだ。